特集1

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ホッキョクグマ「ツヨシ」、ズーラシアに到着!!!

2016年3月2日


3月1日、横浜市の「よこはま動物園ズーラシア」に新しい仲間がやってきた。
ホッキョクグマの「ツヨシ」がその “ 新入り ” で、札幌市円山動物園で生まれ釧路市動物園を経て、横浜へやってくることとなった。

この日、北海道は大荒れの空模様で、当初の予定より3時間以上遅れての到着。
18時間の長旅を終えてズーラシアに到着したときの様子を交えながら、ツヨシとこれからのホッキョクグマにまつわる計画をご紹介しよう。


「ツヨシ」だけど、メスなんです

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釧路時代(上)とズーラシア到着時のツヨシ
このツヨシ、実は名前に反してメスだ。
誕生時にはオスと判断されたため、2005年に円山動物園から釧路市動物園の「ミルク」のところへ “ 婿入り ” をした。ところが、そこで女の子であることが発覚。男らしい名前はそのままに過ごしていたが、今回改めて、ズーラシアで暮らす「ジャンブイ」に “ 嫁入り ” するために引っ越すこととなった。

午後8時30分過ぎ、クレーン付きトラックの荷台に乗せられたツヨシは、とうとうズーラシアに到着。暗さと寒さで報道陣がてんやわんやの中、大きく暴れることもなく檻の中からこちらを眺めていた。

クレーンを使って慎重に降ろされたツヨシは、檻ごと獣舎の中へ。
これから過ごすことになる寝室に入った後も落ち着いた様子で、与えられたサバをペロリとたいらげていた。
ズーラシアでホッキョクグマの飼育を担当する伊藤咲良さんは、「疲れはあるでしょうが、体調面の問題ないようです。とにかくホッとしました」と笑顔で話す。

彼女がお客さんの前に姿を表すのは3月中旬ごろの予定で、それまではズーラシアの環境に慣れてもらうことになる。伊藤さんは、「一般展示が始まったら、新しい環境でのツヨシの能力や動きを見てもらいたい」と力を込めた。


ウェルカムイベントも開催!

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こちらが旦那さん候補のジャンブイ
(2014年1月撮影)
ツヨシは、ズーラシアで2年間暮らすことが決まっている。それ以降は、そのときの状況を見ながら決めるそうで、今後ジャンブイとの間に子どもが生まれた場合1頭目は釧路市動物園が、2頭目はズーラシアが引き取ることになっているそうだ。
国内のホッキョクグマの飼育頭数は1995年をピークに減少中。ジャンブイとツヨシの2頭には大きな期待がかかる。

ジャンブイはさっそくツヨシの存在に気付いたようで、早くも関心を示しているとのこと。
ホッキョクグマは春頃が繁殖シーズンとなるが、今年はさすがに急なので、1年後の繁殖に期待だ。

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「新居」でお食事中のツヨシ
また、ズーラシアではツヨシの来園を記念して、様々なウェルカムイベントを開催する。
すでに始まっているものとしては、ホッキョクグマ水中観覧ビューで行われている「ツヨシの思い出パネル展」がある。生後3か月ごろからの写真を中心に、これまでのツヨシの成長の様子を見ることができる。

また、3月中旬の一般公開に先駆けて、5日(土)にはホッキョクグマ展示場前で「歓迎会」が催される。獣舎内の映像を公開したり、釧路市動物園からのメッセージが紹介されることになっている。
ほかにも、3月26日(土)の「ホッキョクグマ講座」や、4月の日曜に行われるワークショップ「ホッキョクグマをまもれ!」など、続々と開催の予定だ。

陽気がだんだんと春めいていく中で、ホッキョクグマ尽くしを堪能するのも楽しいかもしれない。


ようこそズーラシアへ!!!

“ 婿入り ” と “ 嫁入り ” の両方を経験した不思議なホッキョクグマ、ツヨシ。
釧路では、ファンから「ツヨシ姫」なんてあだ名も付けられていたんだとか。
婿入りは、当然だけれど不発に終わったが、今度はメスとして元気な赤ちゃんを産んでほしいところ。
そのためにもまずは新しい環境になじみ、お客さんの前に姿を表す日を待とう。




■welcome 「ツヨシ」!!
ウェルカムイベントの詳細はコチラ(ズーラシア公式サイト内)をご覧ください